
茶カテキンをしっかり摂りたいなら、80度以上のお湯で入れましょう!
茶カテキンは、煎茶や番茶、粉茶などに多く含まれています。80度以上の高温で溶け出しやすい性質のため、煎茶(100g 800円以下が目安)や番茶、粉茶などを高温のお湯で入れると、より多くの茶カテキンを摂取できます。茶カテキンは渋味成分のため渋くなりすぎないようにご注意を。
茶カテキンアドバイス01
茶カテキンをしっかり摂りたいなら、80度以上のお湯で入れましょう!
茶カテキンは、煎茶や番茶、粉茶などに多く含まれています。80度以上の高温で溶け出しやすい性質のため、煎茶(100g 800円以下が目安)や番茶、粉茶などを高温のお湯で入れると、より多くの茶カテキンを摂取できます。茶カテキンは渋味成分のため渋くなりすぎないようにご注意を。
茶カテキンアドバイス02
インフルエンザ予防には、茶カテキンでうがいを!
緑茶でのうがいは、普通の水でのうがいよりも、インフルエンザの感染を抑えられることが明らかになっています。これは緑茶に含まれる茶カテキンの働きによるものです。インフルエンザウイルスが粘膜に付くのを防ぎ、感染率を下げることができるのです。
茶カテキンアドバイス03
茶カテキン染めのタオルには、抗菌効果が!
茶カテキンを使用して染色したタオル生地は、黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、大腸菌などに対する抗菌効果があります。市販の抗菌防臭加工タオルにも負けないくらいです。
茶カテキンアドバイス04
お茶をそのまま食べる!今話題の「食茶」
お茶は飲むだけでなく、そのまま食べることで茶カテキンだけでなくビタミンや食物繊維なども上手に摂ることが出来ます。てんぷらのお衣に混ぜたり、ケーキのスポンジに混ぜたりと様々なアレンジが楽しめます。
ひとの健康に役立つ、お茶のあれこれ。
茶カテキンは、ポリフェノールの一種です。ポリフェノールには抗酸化作用の働きがあり、植物を守っています。ヒトもポリフェノールを摂ることで、植物のチカラを借りることができます。
ポリフェノールは茶カテキンをはじめ、身近な食べ物に含まれます。 例えば、ワイン。ワイン消費量世界トップクラスのフランスでは、フランス料理のような高カロリーな食生活が特徴であるにも関わらず、他国と比べて、狭心症などの心臓の病気になる人が少ないという調査結果も発表されています。これは、ワインポリフェノールが健康に良い影響を与えているからだと考えられています。
茶カテキンの健康価値、いろいろ!
茶カテキンパワー01
ホルモン生成のためにも重要なコレステロールですが、血中に増えすぎると、健康に悪影響をおよぼします。
体内のコレステロールをバランスよく保つために、茶カテキンは役立ちます。
食事で摂ったコレステロールは、ミセルとよばれる微粒子(※)に取り込まれて小腸から吸収されます。「ガレート型カテキン」は、コレステロールをミセルから追い出し、体内へ吸収されるのを抑える働きがあります。
※ 胆のうから分泌される胆汁から作られます。
茶カテキンパワー02
高脂血症・糖尿病・高血圧などの生活習慣病に関連する肥満には、日常的な対策が必要です。
茶カテキンは、食事とともに摂取すると、脂肪吸収を抑えます。
食事から摂った脂肪は、消化酵素(リパーゼ)によって分解され、吸収されます。「ガレート型カテキン」は、この消化酵素(リパーゼ)の働きをブロックし、脂肪の吸収を抑えます。
茶カテキンパワー03
冬、空気の乾燥によって増えてくるカゼやインフルエンザ!
茶カテキンは予防に一役買います。
緑茶でうがいをしたり、緑茶を飲むことで、インフルエンザ予防に効果があることが分かっています。
茶カテキンパワー04
茶カテキン(EGCg)(※)には花粉症、気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患の要因をおさえる仕組みがあることがわかっています。
(※)EGCg(エピガロカテキンガレート)は、緑茶の主成分の茶カテキンの中でもとくに抗酸化力の強い成分です。
アレルギー反応は、体内で分泌されるヒスタミンという物質により引き起こされます。
カテキンは、ヒスタミンが体内で分泌されるのを抑えたり、分泌されたヒスタミンの受け皿(受容体)の発現を抑えるなど、様々な作用により、アレルギー反応を抑制することが分かっています。
茶カテキンのチカラについてご紹介してきましたが、
日夜、健康についての研究を進めておられる専門家の方も、茶カテキンに注目しています。
今回は、お医者様の立場より茶カテキンを応援してくださっている
静岡県立大学薬学部教授・健康支援センター長の山田浩先生にお話を伺います。
静岡県立大学 薬学部教授
静岡県立大学 健康支援センター長
山田 浩 教授(医学博士)
【現在の主な研究内容】
【主な編著書】